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信用出来ないから通る気しないトンネル [ニュース]

新御坂トンネル、結構生活道路としても使ってるんですけどね。
笹子の事故直後「異常なし」と発表されたのですが、地元では「あれだけ水が出てるトンネルで"異常なし"は、ぜってーねぇだろーーー。」と言っていたんですよ。
そしたら案の定、昨日の発表では「ボルト抜け112本、ゆるみ48本」だって。(=_=;

以下、読売オンラインの記事から。
再点検171件不具合…新御坂・愛宕トンネル

中央道笹子トンネルの天井板崩落事故を受け、県は17日、笛吹、富士河口湖両市町をつなぐ新御坂トンネル(2778メートル)と甲府市の愛宕トンネル(785メートル)の再点検結果を公表した。天井板を固定するアンカーボルトの脱落や緩みなどが、新御坂では計163件、愛宕でも8件確認された。県道路管理課は「経年劣化が原因に挙げられるが、安全は確認済み」として、天井板は撤去しないという。
 点検は10~14日の夜間に実施し、両トンネルの天井板計1万5642枚をトンネル上部や両脇に固定するボルトについて、目視や触診、打音で調べた。
 新御坂では、天井板をトンネル両脇に固定するボルト4632本のうち、ハンマーでたたくと112本が抜け落ち、48本が緩んでいた。天井板をつるす金具をトンネル上部に固定するボルトは、6236本のうち3本が緩んでいた。
 愛宕では、両脇に固定するボルト792本のうち2本で脱落・緩みが見つかった。つり金具を固定するボルトは、784本のうち5本が緩んでおり、既に抜け落ちて見つからないボルトも1本あった。
 県は、異常が見つかったボルト周辺について、応急的に金具を鎖で補強する作業を進めており、22日までに新たな固定金具を取り寄せて交換する。
 県は崩落事故翌日の3日、両トンネルを目視と打音で緊急点検し、「異常なし」と公表していた。同課は「結果として異常を見逃していた」と点検の不備を認め、今後は両トンネルで3か月に1回、今回と同じ検査を実施するという。
 笹子トンネルでは、ボルトを樹脂製の接着剤で固定する工法が採用され、接着剤の劣化が天井板崩落につながったとの見方が強まっている。愛宕トンネルのボルトも接着剤で固定されており、同課は「国土交通省の調査検討委員会が崩落原因を調べているが、その結論次第で点検方法を考えたい」とし、ボルトを引き抜いて接着剤の劣化状況などを調べる検査も検討する。
(2012年12月18日 読売新聞)


そしてこちらは国土交通省の公式発表資料


これで「安全です」と言われても、なかなか信用できないですよ。
3%以上のボルトが抜けたり緩んだりしているのに、「安全」と言う根拠が示されていない。
多少地震があっても大丈夫なのかなー?(棒
信用出来ないから、余程のことがない限り使わないと思いますけどね。
しかも、これだけの数の不具合があるのに「結果として異常を見逃していた」って、言い訳にもなってない気がするんですよ。
更には、「天井板は撤去せず3ヶ月に1度点検する」って・・・外しちゃえば落ちる心配もなくなるし、ボルトの点検だって要らなくなるのでは???
新たに換気装置とか必要になるかもしれないですけど。
なんだか、納得いかないことばかりですよ。

ちなみに、事故の起こった笹子トンネルと新御坂トンネルの位置関係はこんな感じ
中央道のトンネル(右上)が笹子、R137のトンネル(左下)が新御坂です。


利用者の多くが納得できる説明と対策をして欲しいですね。
そして、早く、安心して通れるトンネルにして欲しいものです。



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